PHOSPHOR(フォスファー)のディスプレイは、エレクトロニック・インクを使用したE-Ink社の開発商品「電子ペーパー」を使用しています。




電子ペーパーの特徴

  • 世界初電子ペーパー使用腕時計(量産量)
  • 180度の高視野角と高い視認性(※暗いところでは発揮しません)
  • 薄くてかるく、曲げることができる
  • データ変更の書換えが簡単
  • 消費電力が非常に小さい



電子インクの動作原理


電子インクは、ディスプレイ中のフィルムに組み込まれた材料(登録商標済み)です。

革新的なコンセプトのもと、電子インクという新しい材料は、化学、物理学、電子工学の融合により生まれました。電子インクの主成分は何百万もの小さなマイクロカプセルからできていて、そのサイズはちょうど、髪の毛の直径程の大きさです。

各マイクロカプセルの中には透明な流体が封入されており、プラスに帯電した白い粒子とマイナスに帯電した黒い粒子が分散しています。 それらを電界によって移動させることで白と黒の表示を行ないます(電気泳動方式)。マイナスの電界が上部電極に印加されると、白い粒子はマイクロカプセルの上部(視認者側)へ移動し、その箇所が白く表示されます。それと同時に、下部電極では、プラスの電界が、黒い粒子をマイクロカプセルの底に引きつけます。この動作を逆にすることによって、黒い粒子をカプセルの上部に移動させ、黒く表示させることができます。


電子ペーパーの形成方法

E Inkディスプレイは、電子回路の層が貼り合されたプラスチック基板上に、電子インク材料が印刷されることで作られます。また、各表示画素は駆動回路によって制御されています。上記のマイクロカプセルは液体の中に分散されていて、既存のスクリーン印刷法を使って、様々な表面に(ガラスやプラスチック、布製品、紙にさえも)印刷することができます。最終的に、電子インクは、既存のデバイスの枠を超えて、世界中に情報を発信すると共に、どんな表面をもディスプレイにしてしまう画期的な技術です。


マイクロカプセルの顕微鏡写真

この技術を詳しくお知りになりたい方はE Ink社のホームページwww.eInk.com(英文のみ)をご覧ください。


E Ink社概要

E Ink社は、1997年にMIT Media Labで始まった研究を基に設立された、電子ペーパーディスプレイ(EPD)技術のリーディングカンパニーです。E Ink社の革新的な技術で作られた製品は、紙のような高いコントラストや、超低消費電力、薄くて軽いという特徴を持っています。E Ink社の技術は、多くのお客様や多岐にわたる応用商品(モバイル製品、腕時計、掛時計、公共情報や広告表示)にとって、理想的と言えます。
※MIT Media Lab=マサチューセッツ工科大学のMedia研究所